Lark Base と kintone、業務アプリを作るならどちらが安いか
kintoneは最低契約人数があり、少人数だと単価が重くなります。Lark Baseで同じ業務アプリを作った場合との差を、選び方の基準ごとに整理しました。
中田 純平 — ツナイデ・ムスブ
熊本市 / AI 実装スタジオ
Lark 比較
Lark
vs kintone
結論を先に書きます。業務アプリを数個だけ作りたい少人数の会社なら、Lark Base のほうが費用は軽くなりやすいです。逆に、業務アプリを何十個も作り込み、プラグインや外部連携まで使い倒す前提なら、kintone のほうが合います。
kintoneのコストが重く感じられる場面
kintoneには最低契約人数の考え方があり、実際に使う人数が少なくても、その下限に合わせた費用が発生します。
つまり、5人しか使わない会社でも、下限人数ぶんの支払いが必要になることがあります。ここで「アプリ2つのためにこの金額か」と感じる会社は多いです。
何を比べるべきか
kintone は業務アプリの専用プラットフォームです。Lark Base は、Lark という業務基盤の中に含まれる機能のひとつです。この立ち位置の違いが、そのままコスト構造の違いになります。
| 比較軸 | kintone | Lark Base |
|---|---|---|
| 位置づけ | 業務アプリ専用のプラットフォーム | Larkに含まれる機能のひとつ |
| チャット・会議 | 別ツールが必要 | Larkに標準で含まれる |
| 少人数での費用感 | 最低契約人数の影響を受ける | 利用人数に応じて軽くしやすい |
| アプリの作り込み | 得意。プラグインや拡張が豊富 | 標準機能の範囲では素直。作り込みは限度がある |
| 表計算からの移行 | CSVを取り込んでアプリ化 | 表計算に近い画面でそのまま扱える |
| 日本語のサポート・情報量 | 国産で情報が多い | 情報は増えているが、kintoneほどではない |
金額は契約形態で変わるため、ここでは断定しません。「アプリの数」と「使う人数」を書き出してから、両方の見積もりを取るのが確実です。
kintone のほうがよいケース
- 帳票の出力や、承認経路の細かい分岐を厳密に作り込みたい
- プラグインで実現している機能があり、それが業務の中心になっている
- 情シス担当がいて、アプリの設計と保守を継続的に回せる
kintone は「アプリを作り込む」ことに真正面から向き合った製品です。作り込む体力がある会社では、その投資が返ってきます。
Lark Base のほうがよいケース
- 使いたいのは顧客リスト、案件管理、在庫表など、数個の業務アプリだけ
- 同時にチャットや会議の契約も見直したい
- 現場スタッフがスマホから入力する場面が多い
Lark Base は、チャットの隣にデータがある、という設計です。「入力してもらう」までの距離が短いのが強みです。
明日からできる一歩
いまExcelやスプレッドシートで管理している表を、1つだけ Lark Base に移してください。 顧客リストか案件管理あたりが向いています。
移したあと、スマホで開いて1件だけ入力してみてください。現場が入力してくれるかどうかは、ここでほぼ判断がつきます。
よくある質問
Q.kintoneをすでに使っています。乗り換える価値はありますか。
kintoneのアプリが社内に根づいていて、業務が回っているなら、そのままで問題ありません。検討する価値があるのは、アプリが数個しかないのにライセンス費だけ払っている場合と、チャットや会議を別ツールで契約している場合です。
Q.Lark Base はプログラミングの知識が必要ですか。
不要です。表計算に近い画面でフィールドを増やし、ビューを切り替えて使います。ただし複雑な帳票や、厳密な入力チェックが必要な業務は、kintoneやプラグインのほうが素直に作れることもあります。
Q.作った業務アプリを社外の人にも使ってもらえますか。
共有リンクやフォームを使えば、社外からの入力を受け取れます。権限の細かい設計は事前に決めておいたほうが安全です。
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