Lark 比較2026-07-122 分で読めます

Lark と Microsoft Teams、中小企業のコスト差はどこで生まれるか

TeamsはMicrosoft 365のライセンスとセットで考える必要があります。Officeを使い続けるべき会社と、Larkに寄せたほうがよい会社の分かれ目を整理します。

TM

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

Lark 比較

Lark

vs Teams

先に結論です。Microsoft 365 をすでに契約していて、Excel と Outlook が業務の中心なら、Teams のままがよいです。Teams は Microsoft 365 に含まれるので、そこだけ切り出して安くする意味は薄いからです。

Larkが効いてくるのは、Microsoft 365 に強く依存していない会社です。

Teams のコストは「Teams 単体」では見えない

Teams はふつう、Microsoft 365 のライセンスの中で使います。つまり Teams の費用は、Office アプリ、メール、クラウドストレージとまとめて払っているものです。

ここで大事なのは、その全部を本当に使っているかです。

現場でよく見るのは、こういう状態です。

  • 全社員にライセンスを配っているが、現場スタッフはチャットしか開いていない
  • Excel を使うのは事務所の数人だけ
  • メールはほとんど使わず、連絡は結局LINEになっている

このとき、現場スタッフのぶんのライセンス費は、実質チャット代です。ここが見直しの余地になります。

比較の軸

比較軸 Microsoft Teams(M365) Lark
チャット・会議 含まれる 含まれる
Officeアプリ(Excel/Word) 本家。互換性の心配がない 閲覧・簡易編集は可。複雑なファイルは苦手
メール Exchange(実績十分) Lark メールあり。ただし移行は要検討
簡易データベース Lists / Power Apps(習得コスト高め) Lark Base(表計算に近く、覚えやすい)
現場スタッフの使いやすさ PC前提の設計が残る スマホ前提で作られている
ライセンスの考え方 人数ぶんフルセットになりがち 使う機能に応じて寄せやすい

Teams を続けたほうがよい会社

  • Excel のマクロや複雑な関数が業務の中核にある
  • Outlook のメールと予定表で仕事が回っている
  • Microsoft のアカウント基盤(Entra ID など)で社内の認証を管理している

この場合、Teams を外すと痛みのほうが大きくなります。無理に動かさないでください。

Lark に寄せたほうがよい会社

  • 社員の多くが現場にいて、PCをほとんど触らない
  • 連絡は結局LINEで、Teams は「入れたけど使われていない」
  • Excel は使うが、共有と集計ができれば十分な内容

この場合、「使われていないライセンス」を払い続けている可能性があります。

明日からできる一歩

Microsoft 365 の管理画面で、過去30日のTeamsのアクティブユーザー数を確認してください。契約人数と実際に使っている人数の差が、そのまま見直しの余地です。

差が大きければ、その部署だけ Lark の無料プランで2週間動かしてみる。それで連絡が回るなら、判断材料は十分そろいます。

よくある質問

Q.Officeファイルを使い続けたいのですが、Larkで開けますか。

Excel や Word のファイルをLarkにアップロードして共有・閲覧することはできます。ただし、複雑なマクロや関数を含むファイルを日常的に編集するなら、Microsoft 365 を残したほうが確実です。

Q.TeamsとLarkを併用してもよいですか。

可能ですが、おすすめしません。連絡先が2つに分かれると「どっちに送ったか分からない」が必ず起きます。併用するなら、部署か用途で完全に分けてください。

Q.Microsoft 365 を解約すればコストは下がりますか。

Officeアプリやメール(Exchange)に依存している業務があると、解約は現実的ではありません。まず何に依存しているかを洗い出してから判断してください。

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