熊本のAI研修

熊本のAI研修|社員が業務で使えるようになる進め方

熊本の中小企業から、AI研修の相談が増えています。生成AIを使ってみたものの、社内に広がらないという声が多いためです。ツナイデ・ムスブは熊本市を拠点に、AI研修のご相談を承っています。研修そのものは、経済産業省「DX認定事業者」の認定を受けた法人が実施し、中田が講師を務めます。このページでは、研修の形式ごとの違いと、受けっぱなしで終わる理由、費用と助成金の確認先を整理しました。自社に必要な形を選ぶ材料としてお使いください。

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

熊本でAI研修の相談が増えている理由

相談が増えているのは、生成AIを個人で使い始めた社員が社内に現れたからです。一部の人だけが使える状態が続くと、業務の手順が人によって変わります。引き継ぎのときに、その人しか分からない作業が残ります。

もう1つの理由は人手不足です。熊本では半導体関連の需要で受注が伸びる一方、採用は簡単ではありません。人を増やせない前提で、いまいる社員の時間を空ける手段としてAIが検討されています。

研修の目的は、AIに詳しい社員を育てることではありません。担当者が自分の業務で使えるようになり、手順を社内で共有できる状態にすることです。

AI研修の形式は3つあります

企業向けのAI研修は、大きく3つの形式に分かれます。どれが優れているという話ではありません。社内の状況で向き不向きが変わるためです。自社がどれに当てはまるかを先に決めると、見積もりを比べやすくなります。

集合研修は、社内の足並みをそろえたい会社に向きます

集合研修は、参加者が同じ場所で同じ時間に受ける形式です。全員が同じ説明を聞くため、社内の理解の差が開きにくくなります。質問がその場で出て、他の参加者にも共有される点も利点です。

弱点は日程です。現場を止めて全員を集めるのは、製造や店舗では簡単ではありません。シフト制の職場では、同じ内容を2回に分けて実施する形をとります。

eラーニングは、時間の合わない現場に向きます

eラーニングは、各自が空いた時間に動画などで学ぶ形式です。日程を合わせずに済むため、シフト制の職場でも進められます。費用も抑えやすい形式です。

弱点は、最後まで見る人が限られる点です。自分の業務に引き寄せる場面がないため、視聴しただけで終わりやすくなります。導入するなら、視聴後に社内で試す時間を別に確保してください。

伴走型は、研修後に自走させたい会社に向きます

伴走型は、研修のあとも社内の相談を受けながら定着まで見る形式です。実際の業務で詰まった場面を、その都度ほどいていきます。費用は3つのなかで高くなります。

向いているのは、研修を一度受けたが社内に広がらなかった会社です。逆に、まず全員の言葉をそろえたい段階であれば、集合研修から始めるほうが費用に見合います。

AI研修が受けっぱなしで終わる理由

研修が定着しない原因は、講師の質ではありません。研修の前に、対象の業務が決まっていないからです。

「生成AIとは何か」から始まる研修を受けても、翌日の仕事は変わりません。参加者が自分の担当業務に当てはめる場面が、研修のなかに用意されていないためです。よくある失敗は次の3つです。

  • 全社員向けに同じ内容を一斉に流し、誰の業務にも寄らない
  • ツールの操作説明で終わり、業務の手順に落ちない
  • 研修後に試す時間が業務時間内に確保されていない

研修を決める前に「誰の、どの業務を、どう変えたいか」を1行で書き出してください。この1行が書けない状態で発注すると、内容が一般論に寄ります。

ツナイデ・ムスブのAI研修の進め方

当方の研修は、対象業務を先に決めるところから始めます。事前に業務を1つうかがい、その業務を題材にして当日を組み立てます。

  • 事前ヒアリングで、対象の部署と業務を1つ決めます
  • 当日は、参加者が自分の業務で手を動かします
  • 終わりに、翌日から使える手順を1つ持ち帰ります
  • 希望があれば、実施後の定着支援を別途お受けします

IT用語は使うたびに言い換えを添えます。用語の一覧はAI・DXの用語集にまとめました。研修で扱う業務の選び方は中小企業がAIを入れる最初の一歩の記事で書いています。

AI研修の費用と助成金の確認先

費用は、形式と人数と回数で変わります。集合研修の1回だけと、伴走型の3か月では前提が違うためです。見積もりを比べるときは、事前ヒアリングと資料作成が含まれるかを確認してください。

研修費用には助成金を使える場合があります。関係するのは、国の人材開発支援助成金や熊本県の補助制度です。ただし要件は改正で変わり、汎用的な内容の研修は対象外になる場合があります。

対象になるかどうかは、公募要領と労働局でご確認ください。制度の整理はAI研修に使える助成金の記事熊本県リスキリング応援補助金の記事に書きました。採択や支給を保証するものではありません。

AI研修に関するよくある質問

AIをまったく触ったことのない社員でも受けられますか

受けられます。むしろ、そういう方を想定して組み立てています。用語の説明から始め、自分の担当業務で1つ手を動かすところまでを1回に収めます。

何人から実施できますか

5名ほどから承っています。人数が少ないほうが、参加者それぞれの業務に合わせて進められます。30名を超える場合は、部署ごとに分けたほうが定着しやすいです。

オンラインでも受けられますか

受けられます。ただし熊本県内であれば対面をおすすめします。参加者が実際に使っている画面を横から見られるため、つまずく場所をその場で直せるからです。

AI研修に助成金は使えますか

条件が合えば使える場合があります。国の人材開発支援助成金や、熊本県の補助制度が関係します。要件と助成率は年度で変わるため、公募要領と労働局でご確認ください。

研修だけで終わらせず、社内に定着させたいのですが

研修の前に、対象業務を先に決める進め方をとります。研修中に自社の業務でしくみを1つ作り、翌日から使える状態にして終わります。定着の支援だけを別に依頼することもできます。