補助金2026-08-01 公開5 分で読めます

熊本の補助金でLark導入費用は賄えるか。対象になる条件と対象外の費目

IT導入補助金や熊本県のDX関連補助金でLarkの導入費用が対象になるかを、条件と対象外になりやすい費目に分けて整理しました。熊本の中小企業向けに判断材料をまとめます。

TM

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

ビジネスの握手を交わす二人

先に結論を言います

結論から言うと、Larkの導入費用が補助金で賄えるかは「月々の利用料そのもの」ではなく「導入時の設定・移行・伴走の費用」で決まります。IT導入補助金はITツールとして登録されたソフトの導入費や設定費が対象になり得ますが、Larkが対象ツールとして登録されているかは公募回によって変わります。まず要件を確認するのが先です。補助金は要件が毎年変わるため、必ず最新の公募要領で確認してください。採択も保証されません。

この記事では、Larkの費用のうち「補助金の対象になりやすい部分」と「対象外になりやすい部分」を分けて整理します。熊本の従業員10〜50名の会社を想定しています。

Larkの費用は「どの費目か」で対象が変わる

補助金の判断では、Larkにかかる費用を種類ごとに分けて考える必要があります。ひとまとめに「Lark導入費用」と考えると、対象・対象外の判断を誤りやすいからです。

Larkの費用は、参考資料に基づくと次のように分かれます。

  • 月額利用料:Proプランで1ユーザーあたり月額¥1,420(参考資料時点)
  • 無料プラン:¥0(小規模なら十分に試せる)
  • 追加サービス:AIノート¥270,000、Base自動化拡張¥95,000など(必要な会社のみ)
  • 導入支援・設定・データ移行の費用:業者に依頼する場合に発生

このうち補助金の対象になりやすいのは、多くの場合「導入支援・設定・移行の費用」です。月々の利用料は補助対象期間が限られたり、対象外になったりすることがあります。

補助金の対象になりやすい費目・なりにくい費目

対象の判断は補助金ごとに違いますが、一般的な傾向として次の表が目安になります。あくまで傾向であり、最終的な可否は各補助金の公募要領で確認してください。

費目 対象になりやすいか 補足
ソフトの初期導入・設定費 なりやすい ITツール登録が前提
データ移行・初期構築の作業費 なりやすい 業者委託分が中心
導入時の操作研修・伴走支援 なりやすい傾向 補助金により条件あり
月額利用料(サブスク) 補助金による 一定期間分のみ対象の場合あり
追加のAI機能・拡張オプション なりにくい 対象外や別扱いが多い
既存PC・スマホなどハード購入 補助金による 別枠・対象外のことがある
自社の人件費(社内作業) なりにくい 原則対象外が多い

重要なのは、月額¥1,420のような利用料が「全期間ずっと補助される」わけではない点です。補助対象は初年度分など一定期間に限られることが多いと考えてください。

IT導入補助金でLarkは対象になるか

IT導入補助金でLarkを使う場合、Larkが「ITツール」として事務局に登録されていることが前提になります。IT導入補助金は、登録されたITツールを登録済みの支援事業者経由で導入する仕組みだからです。

確認すべき点は次の3つです。

  • Larkが対象ITツールとして登録されているか(公募回により変動)
  • 依頼する業者がIT導入支援事業者として登録されているか
  • 申請する枠(通常枠・インボイス枠など)にLarkの用途が合うか

Lark自体が登録されていない場合でも、Lark Baseで作る業務アプリや、周辺の設定・構築を対象ソフトに紐づけて申請できるケースもあります。ここは支援事業者と一緒に確認するのが確実です。

熊本県のDX関連補助金で気をつけること

熊本県や市町村のDX関連補助金は、募集時期と要件が国の補助金とは別に動きます。年度ごとに募集の有無・上限額・対象経費が変わるため、去年の情報のまま進めないことが大事です。

熊本ではTSMC関連で取引先のデジタル対応を求められる場面が増えています。こうした「取引先からの要請に対応するためのDX」は、補助金の趣旨に合いやすい傾向があります。ただし、単なるチャットツールの乗り換えだけでは「生産性向上の効果が不明確」と見られることもあります。申請では、紙とLINEと電話をどう置き換え、何時間短くなるのかを具体的に書く必要があります。

熊本で使える補助金の全体像は熊本で使える補助金5つにまとめています。費用対効果の考え方は従業員10〜30名の会社のLark費用対効果も参考にしてください。

申請でつまずきやすいポイント

補助金でつまずくのは、金額よりも「効果の説明」と「証拠書類」です。ツールを入れたこと自体ではなく、業務がどう変わるかを示せないと採択されにくくなります。

  • 導入前後の作業時間を数字で出せていない
  • 対象経費と対象外経費を混ぜて申請している
  • 契約・支払いの時期が補助対象期間とずれている
  • 無料プランで足りる規模なのに有料で申請している

特に4つ目は熊本の小規模な会社で起きがちです。10名以下なら無料プランで十分回るケースもあります。無料でできる範囲はLarkの無料プランはどこまで使えるかで確認してください。

出典

料金・機能は確認日時点の公式サイトの情報です。最新は各公式サイトでご確認ください。補助金の要件・上限額・対象経費は公募要領で最新をご確認ください。採択を保証するものではありません。

明日からできる一歩

今日中にできることは1つです。自社が今どのツールに毎月いくら払い、その作業に何時間かかっているかを紙1枚に書き出してください。補助金の申請でも導入判断でも、この「現状の数字」が出発点になります。

よくある質問

Q.Larkの月額利用料は補助金でずっと補助されますか

多くの補助金では、月額利用料は初年度分など一定期間に限って対象になることが多いです。全期間ずっと補助されるわけではないため、対象期間を公募要領で確認してください。

Q.IT導入補助金でLarkを申請するには何が必要ですか

Larkが対象ITツールとして登録されていること、依頼先がIT導入支援事業者として登録されていることが前提です。登録状況は公募回ごとに変わるため、支援事業者に最新の登録状況を確認してください。

Q.無料プランで使う場合でも補助金は使えますか

利用料が¥0だと補助対象となる費目がほとんど発生しません。ただし業者に設定や移行を委託する費用は別途発生するため、その委託費が対象になる可能性はあります。

Q.LarkのAI機能や拡張オプションも補助対象になりますか

AIノートやBase自動化拡張などの追加サービスは対象外や別扱いになりやすい傾向があります。基本機能の導入と分けて、対象になるかを個別に確認してください。

Q.熊本県のDX補助金と国のIT導入補助金は併用できますか

同じ経費への二重取りは原則できませんが、対象経費が分かれていれば別々に使える場合があります。制度ごとに併用ルールが異なるため、各公募要領で確認してください。

Q.補助金の採択率を上げるコツはありますか

導入前後の作業時間を数字で示し、業務がどう変わるかを具体的に書くことが重要です。ツールを入れる事実より、生産性がどう上がるかの説明が採択の判断材料になります。

この記事を書いた人

TM

中田 純平

ツナイデ・ムスブ 代表 / 熊本市

熊本を拠点に、Lark と生成 AI を使った中小企業の業務効率化を支援。 ツールの紹介だけで終わらせず、導入から現場への定着までを対面で伴走している。 この記事の料金・機能は、公開時点の各公式サイトの情報をもとにしています。

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