Lark 比較2026-07-26 公開6 分で読めます

従業員10〜30名の会社がLarkを導入した費用対効果を試算する

熊本の10〜30名の中小企業がLarkを導入したとき、削減できる時間とツール費用をどう試算するか。料金の考え方と計算式、判断チェックリストをまとめました。

TM

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

オフィスのデスクに置かれたノートパソコン

先に結論を言います

10〜30名の会社でLarkの費用対効果を測るなら、見るべきは「Larkの月額」と「今バラバラに払っているツール料金+探し物や転記に消えている時間」の差です。Larkのプロプランは1ユーザーあたり月額¥1,420で、20名なら月¥28,400になります。この金額を上回るツール費と作業時間を今払っているなら、一本化する価値があります。逆に無料の範囲で足りるなら急ぐ必要はありません。

この記事では、金額そのものより「どう試算するか」を現場目線で整理します。数字はあなたの会社の請求書と作業時間で埋めてください。

Larkの料金——10〜30名だといくらか

Larkには無料プランと有料の「プロ」プランがあります。参考資料で確認できた円建ての料金は以下です。

項目 内容
無料プラン あり(人数・容量などの制限は公式サイト参照)
プロプラン ¥1,420 / 1ユーザー/月
税表記 公式サイト参照
年払い/月払い プラン本体は公式サイト参照

この単価で人数別に単純計算すると次のようになります。

人数 月額(プロ) 年額(12倍)
10人 ¥14,200 ¥170,400
20人 ¥28,400 ¥340,800
30人 ¥42,600 ¥511,200

※プロ単価¥1,420×人数で計算した概算です。無料プランで足りる範囲なら、この費用はかかりません。無料でどこまで使えるかはLarkの無料プランはどこまで使えるかで整理しています。

削減できるツール費用の試算のしかた

まず、今払っているツールの請求書を全部並べてください。ここが費用対効果の出発点です。

チャット・ビデオ会議・カレンダー・文書作成・タスク管理・簡単な業務アプリを別々に契約していると、1人あたりの合計は積み上がります。Larkはこれらを1つにまとめる作りなので、重複分が減る可能性があります。

用途 今の契約(自社で記入) Lark一本化後
チャット 月額 ____円 プロに含む
ビデオ会議 月額 ____円 プロに含む
カレンダー 月額 ____円 プロに含む
文書・表計算 月額 ____円 プロに含む
タスク・業務アプリ 月額 ____円 プロに含む
合計 月額 ____円 ¥1,420×人数

他社ツールの正確な料金は各社公式サイトで確認してください。ここで大事なのは「合計欄」を自社の実額で埋めることです。合計がLarkの月額を上回っていれば、ツール費だけで差が出ます。一本化のコスト比較はチャット・会議・文書・タスクを別々に契約 vs Lark一本化でも扱っています。

削減できる時間の試算のしかた

時間の試算は「1人が1日に何分減るか」を仮に置いて、人数と稼働日数で掛けるだけです。ここは実額ではなく、あなたの会社で調整する前提の目安です。

下の分単位は仮の値です。自社の実感で書き換えてください。

作業 1人1日あたりの短縮(仮定) 効いてくる理由
情報・ファイル探し 10分 チャットと文書が同じ場所にある
会議の日程調整 5分 カレンダーとチャットが連動
転記・二重入力 10分 表とアプリを一元管理
申請・承認の待ち 5分 承認がスマホで完結
合計 約30分

仮に1人30分/日、月20営業日、20名で計算すると、次のようになります。

  • 30分 × 20日 × 20名 = 月200時間
  • 時給を¥2,000と置くと、月¥400,000相当

この¥400,000という数字は仮定を掛け合わせた計算例で、実測値ではありません。ただ、20名のプロ料金は月¥28,400です。1日わずか数分でも人数分積み上がれば、料金を上回りやすいことが見て取れます。時間で値段を考える発想は「月いくら」ではなく「何時間短くなるか」で値段を決めるときで詳しく書いています。

Larkに一本化するデメリット

正直に書くと、Lark一本化には移行の手間と学習コストがあります。今LINEで現場が回っている会社ほど、最初の数週間は「前の方が早かった」という声が出ます。既存のExcelや他ツールからのデータ移行、社員への使い方の説明、権限設計といった初期作業は避けられません。

また、無料プランの制限内容・ストレージ・会議人数・セキュリティ機能の詳細は今回の参考資料に記載がありませんでした。導入前に必ず公式サイトで最新を確認してください。

別々のツールを使い続けるデメリット

一方で、今のバラバラ運用を続けるデメリットは「見えにくいコスト」がずっと残ることです。ツールごとにログインし直し、同じ情報を何度も貼り直し、どこに何があるか毎回探す。この時間は請求書に載らないので気づきにくいのですが、人数が増えるほど膨らみます。

熊本は今、TSMC関連の需要で人の取り合いが激しくなっています。人を増やせないなら、1人あたりの無駄時間を減らすしかありません。分散運用はこの逆を行きます。

どちらを選ぶか——チェックリスト

Lark一本化に向く会社

  • ツールを3つ以上バラバラに契約している
  • 情報が「どこにあるか分からない」と社内でよく言われる
  • 現場と事務の間で転記・二重入力が多い
  • 人を増やせず、1人あたりの効率を上げたい

今の運用を続けた方がいい会社

  • 無料ツールの範囲で業務が完結している
  • 社員数が少なく、口頭とメールで十分回っている
  • 特定業務に特化した専用ソフトが業務の中心にある
  • 直近で移行に手を割ける人がいない

規模別の目安——10人・20人・30人の会社なら

人数によって、費用対効果の出方が変わります。以下は一般的な判断の目安です。

10人の会社

まず無料プランで試す価値があります。プロにしても月¥14,200です。ツールを2つ以上まとめられるなら、この金額は回収しやすい水準です。少人数ほど「探し物ゼロ」の効果が全員に行き渡ります。

20人の会社

プロで月¥28,400。ここが一本化の効果がはっきり出る規模です。20名分の「1日30分」は月200時間相当になり、料金との差が開きやすくなります。権限設計と承認フローを整えると、事務の負担がまとまって減ります。

30人の会社

プロで月¥42,600。部署が増え、情報のサイロ化(部門ごとに情報が孤立すること)が起きやすい規模です。文書とチャットとアプリが同じ場所にある効果が最も効きます。導入時は担当部署を1つ決めて、そこから広げると混乱が少なくなります。

出典

料金・機能は確認日時点の公式サイトの情報です。最新は各公式サイトでご確認ください。無料プランの制限内容・ストレージ・会議人数・セキュリティ機能の詳細は今回の資料に記載がなかったため、導入前に公式サイトでご確認ください。

明日からできる一歩

今日、社内で使っている有料ツールの請求書を全部集めて、1か月の合計金額を紙に書き出してください。この1枚があれば、費用対効果の試算は半分終わったも同然です。

よくある質問

Q.Larkのプロプランは10〜30名だと月いくらですか

プロプランは1ユーザーあたり月額¥1,420です。単純計算すると10人で¥14,200、20人で¥28,400、30人で¥42,600になります。税表記や年払いの区別は公式サイトでご確認ください。

Q.無料プランのままでも費用対効果は出ますか

ツール費がゼロになる分、無料の範囲で足りるなら費用対効果は高いです。ただし人数・ストレージ・会議時間などの制限内容は今回の資料に記載がないため、公式サイトで確認してから判断してください。

Q.削減できる時間の試算は信頼できますか

記事内の分単位はすべて仮の値で、実測値ではありません。自社の実感で数字を書き換えて計算する前提です。1人1日あたりの短縮時間に人数と営業日数を掛けて概算します。

Q.今LINEで現場が回っていますが乗り換える意味はありますか

既読管理や情報の一元化を求めるなら意味があります。ただし移行直後は現場から使いにくさの声が出やすいので、無料プランで一部の業務から試すのが無難です。

Q.導入にあたって補助金は使えますか

IT導入補助金など対象になり得る制度はありますが、要件は毎年変わり採択も保証されません。必ず公募要領で最新を確認してください。熊本の制度は関連記事にまとめています。

Q.何人からLarkの一本化効果が出やすいですか

20人前後から費用対効果がはっきり出やすい傾向です。人数が増えるほど探し物や転記の無駄が積み上がるため、一本化の効果が全員分に行き渡ります。

この記事を書いた人

TM

中田 純平

ツナイデ・ムスブ 代表 / 熊本市

熊本を拠点に、Lark と生成 AI を使った中小企業の業務効率化を支援。 ツールの紹介だけで終わらせず、導入から現場への定着までを対面で伴走している。 この記事の料金・機能は、公開時点の各公式サイトの情報をもとにしています。

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