Lark 比較2026-07-24 公開6 分で読めます

Larkドキュメントとグーグルドキュメント比較 同時編集と連携の違い

Larkドキュメントとグーグルドキュメントを、同時編集・コメント・他機能との連携で比較。熊本の中小企業がどちらを選ぶか判断できる材料を正直に整理しました。

TM

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

ノートパソコンでグラフを分析している様子

先に結論を言います

文書だけを使いたいならグーグルドキュメントで十分です。ただし文書とチャット・タスク・表計算アプリを一つの画面でつなげて現場を回したいなら、Larkドキュメントのほうが手数が減ります。どちらも同時編集とコメントは問題なくできます。差が出るのは「文書の外」です。文書から会話やタスクにどれだけ滑らかにつながるかで選んでください。

熊本の現場では、見積書のたたき台をLINEで送り合い、修正のたびに新しいファイルが増えて「どれが最新か分からない」という悩みをよく聞きます。同時編集ができる道具はこの問題を根本から消します。まずはその共通点と、そこから先の違いを見ていきます。

Larkドキュメントとグーグルドキュメントは何が同じか

文書の基本性能は、どちらもほぼ同じ水準です。共通してできることを先に挙げます。

  • 複数人が同じ文書を同時に編集できる(誰がどこを触っているか色付きで見える)
  • 文章の一部にコメントを付けて返信できる
  • 変更履歴が残り、前の状態に戻せる
  • ブラウザとスマホアプリの両方で開ける
  • リンクを送るだけで共有でき、権限(閲覧のみ・編集可)を分けられる

つまり「同時編集とコメントがしたいだけ」なら、どちらを選んでも失敗しません。ここは正直にそう言っておきます。差が出るのはこの先です。

同時編集とコメントの使い勝手の違い

細かい操作感には、それぞれ得意な場面があります。

グーグルドキュメントが得意なこと

  • 純粋な文章作成に特化していて、動作が軽い
  • Word形式との相互変換が実務レベルで安定している
  • 取引先や社外の人がグーグルアカウントを持っていることが多く、共有のハードルが低い

Larkドキュメントが得意なこと

  • 一つの文書の中に、表計算・タスク一覧・埋め込みアプリなどをブロックとして貼り込める
  • コメントを付けた相手に、そのままLarkのチャット通知が飛ぶ
  • 文書内の「@名前」やタスク化がチャットやカレンダーと連動する

グーグルドキュメントは「文書を書く道具」として完成度が高いです。Larkドキュメントは「文書を起点に仕事を動かす道具」という設計です。この思想の違いが、次の連携の差につながります。

他機能との連携で差が出る

連携こそが両者の本質的な違いです。表で整理します。

比較軸 Larkドキュメント グーグルドキュメント
同時編集 対応 対応
コメント・返信 対応 対応
変更履歴 対応 対応
チャット連携 同じアプリ内のチャットに直結 別途Chat等が必要
タスク化 文書内から直接タスク作成 別途Todoやコメント割当
表計算の埋め込み 業務アプリ(Base)を貼り込める スプレッドシートをリンク
ビデオ会議 同じアプリから起動 Google Meetを起動
カレンダー連携 同じアプリ内で完結 Googleカレンダー
Word/Excel互換 対応(要確認) 実務レベルで安定
社外共有のしやすさ Larkアカウント中心 Googleアカウント中心
スマホでの編集 対応 対応
AI機能 対応(公式サイト参照) 対応(公式サイト参照)
料金 公式サイト参照 公式サイト参照
向いている企業 文書+チャット+アプリを一本化したい 文書中心・Google利用が多い

ポイントは、Larkはチャット・タスク・表計算・会議・カレンダーが最初から一つのアプリに入っている点です。文書で決めたことを、その場でチャットに流し、タスクに変え、会議を設定できます。グーグルはドキュメント・スプレッドシート・Meet・カレンダーがそれぞれ優秀ですが、行き来はブラウザのタブをまたぐ形になります。

文書とチャットの一本化の考え方は、チャット・会議・文書・タスクを別々に契約 vs Lark一本化、コスト比較でも整理しています。

Larkドキュメントのデメリット

正直に書きます。導入後に困りやすいのは次の点です。

  • 社外の取引先がLarkを使っていない場合、共有のたびに相手に案内が要る
  • Google全盛の環境から移ると、最初は操作の場所を覚え直す必要がある
  • Word形式での細かいレイアウト再現は、事前に自社の書類で試すべき

特に熊本では取引先とのやり取りにGoogleやWordが根付いている会社が多いです。社内だけでLarkを使い、社外提出はWordに書き出す、という運用の線引きを最初に決めておくと混乱しません。

グーグルドキュメントのデメリット

こちらも正直に書きます。

  • 文書は優秀だが、チャットやタスク管理は別サービスを組み合わせる前提
  • 現場のスタッフがLINE運用に慣れていると、Google一式は「入り口が多く」感じられる
  • 無料の個人アカウントで業務利用すると、管理者が権限を統制しづらい

Googleは道具ごとの完成度が高い反面、道具の数が多いです。文書・表・会議・チャットを別々に覚える負担が、現場スタッフには重く感じられることがあります。

どちらを選ぶか——チェックリスト

自社がどちらに当てはまるかで判断してください。

Larkドキュメントが向いている企業

  • 文書・チャット・タスク・表計算を一つの画面でつなげたい
  • 現場のLINE運用を業務用に切り替えたい
  • 文書で決めたことをそのまま仕事の指示に変えたい
  • ツールの契約を一本にまとめてコストを整理したい

グーグルドキュメントが向いている企業

  • 主に文書作成そのものが目的
  • 取引先とのGoogleでの共有が日常的に多い
  • すでにGoogle Workspaceを契約していて満足している
  • Word・Excelとの互換を最優先したい

Google Workspace全体との比較はLarkとGoogle Workspace比較 機能差と料金・ストレージの違いにまとめています。あわせて読むと判断がしやすくなります。

熊本の中小企業ではどう考えるか

判断の軸は「文書だけの話か、仕事全体の話か」です。TSMC関連で取引が広がり、書類のやり取りが増えている会社ほど、最新版がどれか分からなくなる混乱が起きています。同時編集はこの混乱を消しますが、そこから先の「決めたことを誰が・いつまでにやるか」まで一本でつなぐなら、Larkのように文書とタスクが同じアプリにある構成が効きます。

一方、書類作成が中心で、社外提出が多い設計事務所や士業のような業種は、Word互換と社外共有の安定を優先してGoogleを選ぶのが素直です。無理にどちらかへ寄せる必要はありません。

料金は両サービスとも変動します。プランや人数上限、ストレージの具体的な数値は、必ず各公式サイトで最新を確認してください。

出典

料金・機能は確認日時点の公式サイトの情報です。最新は各公式サイトでご確認ください。

明日からできる一歩

今使っている見積書か議事録を1つ選び、Larkドキュメントとグーグルドキュメントの両方に貼り付けて、社内の1人と同時編集を試してください。実際に触ると、自社の仕事の流れにどちらが合うかが1時間で分かります。

よくある質問

Q.Larkドキュメントとグーグルドキュメント、無料で使えますか

どちらも無料で使える範囲があります。ただし人数上限やストレージなどの条件は変わるため、具体的な数値は各公式サイトで最新をご確認ください。文書の同時編集とコメントはどちらの無料範囲でも試せます。

Q.同時編集の性能に差はありますか

基本性能はほぼ同じで、複数人が同時に編集し、変更が色付きで見えます。差が出るのは文書の外で、Larkは文書からチャットやタスクへ直接つながる点が異なります。

Q.グーグルドキュメントからLarkへ移行できますか

Word形式などを経由して文書を移すことは可能です。ただしレイアウトの細かい再現は自社の書類で事前に試すことをおすすめします。まず一部の文書から移して確認するのが安全です。

Q.取引先がGoogleを使っている場合、Larkでも共有できますか

共有自体はできますが、相手がLarkを使っていない場合は案内が必要になります。社外提出はWord等に書き出す、という運用の線引きを最初に決めておくと混乱しません。

Q.文書作成だけが目的ならどちらがよいですか

文書作成そのものが目的で、Word互換や社外共有を重視するならグーグルドキュメントが素直です。無理にLarkへ寄せる必要はありません。

Q.熊本の現場スタッフでも使いこなせますか

どちらもスマホアプリで編集でき、操作は難しくありません。LINE運用に慣れた現場なら、チャットと文書が同じアプリにあるLarkのほうが入り口が少なく感じられる傾向があります。

この記事を書いた人

TM

中田 純平

ツナイデ・ムスブ 代表 / 熊本市

熊本を拠点に、Lark と生成 AI を使った中小企業の業務効率化を支援。 ツールの紹介だけで終わらせず、導入から現場への定着までを対面で伴走している。 この記事の料金・機能は、公開時点の各公式サイトの情報をもとにしています。

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