Lark 比較2026-07-18 公開6 分で読めます

Larkの承認機能で稟議・経費・有給をペーパーレスにする手順と比較

Larkの承認機能で稟議・経費申請・有給申請を電子化する手順を解説します。kintone・ジョブカンとの比較表付きで、熊本の中小企業がどれを選ぶべきか判断できます。

TM

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

電卓と書類でコストを計算している様子

先に結論を言います

紙とハンコの稟議・経費・有給を電子化したいなら、Larkの承認機能は「すでにチャットや勤怠をLarkでやっている会社」に向いています。逆に、複雑な経費精算や仕訳連携まで一気にやりたいなら専用ツールのほうが早いです。この記事では、Larkでの承認フローの作り方の手順と、kintone・ジョブカンとの違いを表で整理します。自社が「どこまでを1つにまとめたいか」で選べば、迷いは減ります。

Larkの承認機能とは何か

Larkの承認機能は、申請書を作って、承認ルートを設定して、スマホで押印代わりに承認する仕組みです。稟議書、経費精算、有給申請、備品購入、出張申請などを、紙を回さずに処理できます。

特徴を先に挙げます。

  • 申請フォームをテンプレートから選ぶか、自分で項目を組める
  • 承認ルート(誰が承認するか)を条件で分岐できる(例:10万円以上は部長も承認)
  • 承認・差し戻し・コメントがチャット通知で届く
  • 申請の進み具合が一覧で見える
  • スマホアプリだけで完結できる

熊本の現場だと、外回りの営業や建設現場の職長が事務所に戻らないと申請できない、という悩みがよくあります。スマホで承認できると、この待ち時間が消えます。

Larkで稟議・経費・有給を電子化する手順

手順は大きく5つです。管理者権限があれば、最初の1本は1時間ほどで作れます。

  1. 管理コンソールで承認機能を有効にする。Lark管理者アカウントで「ワークプレイス」から承認アプリを開きます。
  2. 申請フォームを作る。経費申請なら「日付・金額・用途・領収書添付」など項目を並べます。テンプレートを土台にすると早いです。
  3. 承認ルートを設定する。申請者→直属上司→経理、のように順番を決めます。金額で分岐する条件も入れられます。
  4. 代理承認と期限を決める。承認者が不在のとき誰が代わるか、何日で自動リマインドするかを設定します。
  5. 試験運用してから全社展開する。まず経理部だけで1週間回し、項目の抜けを直してから広げます。

有給申請は、承認後にLarkカレンダーへ自動反映させると、誰が休むかがチームで見えます。この連携がLarkの強みです。

Lark・kintone・ジョブカンワークフローの比較表

承認・申請という切り口で、代表的な3つを並べます。料金は各社とも公開ページの読み取りができなかったため、必ず公式サイトで最新を確認してください。

比較軸 Lark承認 kintone ジョブカンワークフロー
料金 公式サイト参照 公式サイト参照 公式サイト参照
無料プラン あり(全体機能に含む) 30日試用 30日試用
承認フローの作り方 テンプレ+条件分岐 アプリを組んで作る 申請書ごとに設定
稟議 標準対応 アプリ作成で対応 標準対応
経費申請 標準対応(仕訳連携は弱め) アプリで対応 標準対応
有給申請 標準+カレンダー連携 アプリで対応 勤怠連携が得意
スマホ承認 アプリで完結 アプリで可 アプリで可
チャット連携 標準で通知 別途連携が必要 別途連携が必要
差し戻し・代理承認 対応 設定で対応 対応
外部連携 Lark内で完結志向 プラグイン豊富 勤怠・給与と強い
業務アプリ Lark Baseで拡張 得意(主力機能) 申請系に特化
セキュリティ 公式サイト参照 公式サイト参照 公式サイト参照
サポート 公式サイト参照 公式サイト参照 公式サイト参照
向いている企業 チャット・勤怠も1つにしたい 業務アプリを自作したい 申請・勤怠を専用管理したい

業務アプリの作りやすさとコストは、Lark Baseとkintoneのどちらが安いかで詳しく比べています。あわせて読んでください。

Lark承認のデメリット

Larkの承認は、会計ソフトとの仕訳連携や、複雑な経費精算のルールには弱いです。

  • 経費精算で交通費の自動計算や、会計freee等への直接連携は専用ツールほど作り込まれていません
  • 承認そのものは強いが、精算後の「振込・仕訳」まではカバーが薄いです
  • 全社をLarkに寄せる前提なので、他ツール併用だと通知が二重になります

経費「精算」の効率化が主目的なら、専用の経費精算サービスのほうが向く場合があります。

kintoneのデメリット

kintoneは、承認機能が「最初から用意されている」わけではなく、アプリを自分で組む必要があります。

  • 稟議も経費も、アプリを設計してから使う手間がかかります
  • チャット通知は標準では弱く、別サービスとの連携が前提になりがちです
  • 作り込むほど、担当者がいなくなると誰も直せなくなるリスクがあります

自由度が高い反面、初期の立ち上げに人手と時間がかかります。

ジョブカンワークフローのデメリット

ジョブカンは申請・承認に特化していて分かりやすい反面、チャットやドキュメントは別に用意する必要があります。

  • 承認以外の社内コミュニケーションは別ツールになります
  • 勤怠・給与などジョブカン他製品と組むと真価が出るが、単体だと機能が限定的です
  • LINEやチャットとの通知連携は追加設定が要ります

申請と勤怠をきっちり分けて管理したい会社には合いますが、全部を1つにしたい会社には物足りません。

どちらを選ぶか——チェックリスト

自社がどれに当てはまるかで選んでください。

Lark承認が向いている会社

  • すでにチャットやビデオ会議をLarkにしている、または検討中
  • 稟議・有給・備品購入など申請の種類が多く、まとめたい
  • 現場スタッフがスマホ中心で、事務所に戻らず承認したい
  • ツールを増やさず1つに集約したい

kintoneが向いている会社

  • 申請だけでなく、顧客管理や案件管理も自作したい
  • 社内に多少ITに強い人がいる
  • 業務ごとに項目を細かく作り込みたい
  • 既存のプラグインや連携を活用したい

ジョブカンワークフローが向いている会社

  • 勤怠・給与をすでにジョブカンで運用している
  • 申請・承認だけを確実に専用管理したい
  • チャットは別ツールで問題ない
  • 労務まわりを1系統でそろえたい

熊本ではTSMC関連で取引先が増え、稟議のスピードが受注に直結する会社も出ています。判断が現場で止まらない仕組みにしておくと、増える案件に対応しやすくなります。

出典

料金・機能は確認日時点の公式サイトの情報です。最新は各公式サイトでご確認ください。なお本記事執筆時点で公式料金ページの数値本文が取得できなかったため、金額は各社公式サイトで直接ご確認ください。

明日からできる一歩

今使っている紙の申請書を1種類だけ選んでください。まずは有給申請がおすすめです。項目が少なく、承認ルートも短いので、電子化の練習に向いています。その1枚をLark承認のテンプレートに写して、社内の3人で試しに回してみてください。

よくある質問

Q.Larkの承認機能は無料プランでも使えますか

はい、承認機能はLarkの基本機能に含まれており、無料プランでも稟議や有給申請のフローを作れます。ただし利用人数やストレージなどプラン別の制限があるため、詳細は公式サイトで最新をご確認ください。

Q.Larkの承認とkintoneはどちらが導入が早いですか

申請・承認だけをすぐ始めたいならLarkのほうが早いです。テンプレートから選べるためです。kintoneはアプリを自分で組む前提なので、その分の設計時間がかかります。

Q.経費精算で会計ソフトと連携したい場合、Larkで足りますか

Larkの承認は申請と承認までは得意ですが、仕訳や振込といった精算後の会計連携は専用ツールより弱いです。精算の自動化が主目的なら、経費精算専用サービスの併用や検討をおすすめします。

Q.外回りの営業や現場でもスマホだけで承認できますか

できます。Larkのスマホアプリで申請・承認・差し戻しが完結します。承認依頼はチャット通知で届くため、事務所に戻らず処理でき、承認待ちの時間を減らせます。

Q.有給申請を承認したあと、チームに休みを共有できますか

はい、承認後にLarkカレンダーへ反映させる設定ができます。誰がいつ休むかがチームで見えるため、シフトや現場の人繰りの調整がしやすくなります。

Q.紙のハンコ文化から移行するとき、まず何から始めるべきですか

項目が少ない有給申請から始めるのが失敗しにくいです。承認ルートも短く、練習に向いています。1種類だけ電子化して数人で試し、慣れてから稟議や経費に広げてください。

この記事を書いた人

TM

中田 純平

ツナイデ・ムスブ 代表 / 熊本市

熊本を拠点に、Lark と生成 AI を使った中小企業の業務効率化を支援。 ツールの紹介だけで終わらせず、導入から現場への定着までを対面で伴走している。 この記事の料金・機能は、公開時点の各公式サイトの情報をもとにしています。

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