Lark 比較2026-07-134 分で読めます

Lark と Chatwork を比較する 国産ツールとの使い勝手・料金の違い

熊本の中小企業向けに、LarkとChatworkをタスク管理・ファイル共有・料金・使い勝手で比較しました。国産ツールが向くケースも正直に書いています。

TM

中田 純平 — ツナイデ・ムスブ

熊本市 / AI 実装スタジオ

電卓と書類でコストを計算している様子

先に結論を言います

連絡と簡単なタスク管理だけで足りるなら、日本語サポートが手厚く画面が素直なChatworkが向いています。連絡・ビデオ会議・表計算・業務アプリまで1つにまとめて減らしたいなら、機能を広く抱えるLarkが向いています。どちらも無料枠があるので、まず現場5人で1週間試してから決めるのが失敗しない道です。

Lark と Chatwork は何が違うのか

一番の違いは「守備範囲」です。Chatworkはチャットとタスクを中心にした、絞り込んだ道具です。Larkはチャットに加えて、ビデオ会議・カレンダー・ドキュメント・表計算・業務アプリ(Lark Base)まで1つのアプリに詰め込んでいます。

  • Chatwork(現・KUBELL提供): 国産。チャット、タスク、ファイル共有、ビデオ通話が中心。画面がシンプルで迷いにくい。
  • Lark(ByteDance提供): 海外製。連絡から会議、資料作成、業務アプリまで一体化。多機能な分、覚える範囲は広い。

熊本の現場では、取引先や職人さんとの連絡がLINE中心という会社が多いはずです。LINEの延長でとっつきやすいのはChatworkです。一方、部署が増えて「ツールが5個に散らばって管理できない」という段階に来たら、Larkでまとめる価値が出てきます。

タスク管理はどちらが使いやすいか

少人数の依頼のやり取りにはChatwork、案件を一覧で管理したいならLarkです。

Chatworkのタスクは、チャットの中から「これお願い」と相手に振る形です。誰に何を頼んだかが会話に紐づくので直感的です。ただし案件が増えると全体を俯瞰しにくくなります。

Larkは、チャットのメッセージからタスク化もでき、さらにLark Baseで案件表(担当・期限・進捗)を作って現場全体を一覧できます。建設の工程管理や店舗の発注チェックのように「一覧で状況を見たい」業務にはLarkのほうが合います。

比較軸 Chatwork Lark
タスクの起点 チャットから依頼 チャット・カレンダー・Base
全体の一覧性 少人数向き 表で俯瞰しやすい
覚えやすさ 素直で早い 範囲が広く時間がかかる
工程・在庫管理 別ツールが必要 Lark Baseで内製できる

業務アプリを本格的に作りたい場合は、Lark Base と kintone、業務アプリを作るならどちらが安いか も参考にしてください。

ファイル共有と会議機能の違い

ファイルを送り合うだけならどちらも十分ですが、大人数会議や共同編集はLarkに分があります。

  • Chatwork: チャットにファイルを添付して共有。容量は契約プランに応じて増える。ビデオ通話もあるが、会議を主目的にした設計ではない。
  • Lark: クラウド上の共有ドライブに保存し、複数人で同時編集できる。ビデオ会議も標準機能で、参加人数や録画に強い。

「見積書をチャットで送り合えれば十分」ならChatworkで足ります。「拠点をまたいで会議し、その場で資料を一緒に直したい」ならLarkが快適です。

料金はどう考えればいいか

2026年時点の公開情報にもとづくと、どちらも無料枠があり、有料は1ユーザーあたり月数百円〜千円台程度が目安です。ただしプランは変わるので、必ず各公式サイトで最新を確認してください。

料金の観点 Chatwork Lark
無料枠 あり(人数・機能に制限) あり(比較的広め)
有料の課金単位 1ユーザー月額 1ユーザー月額
含まれる範囲 連絡・タスク中心 連絡+会議+アプリまで
別ツール削減効果 限定的 大きくなりやすい

注意したいのは、月額の安さだけで比べないことです。Chatworkが安く見えても、会議ツールや業務アプリを別で契約すれば合計は上がります。Larkは1本で複数機能を賄えるため、いま使っているツールの本数を数えてから総額で比べるのが正しいやり方です。料金の考え方はLark と Slack、コストで比べると何が違うのかでも詳しく書いています。

どちらを選ぶべきか(正直な整理)

Chatworkが向くのは、次のような会社です。

  • 連絡とタスクだけで十分で、機能は増やしたくない
  • 日本語での問い合わせ対応を重視する
  • 社員がITに不慣れで、画面はできるだけシンプルにしたい

Larkが向くのは、次のような会社です。

  • ツールが複数に散らばり、まとめて減らしたい
  • 拠点間の会議や資料の共同編集が多い
  • 工程・在庫・案件を自社で表管理したい

TSMC進出で取引や採用が動く熊本では、拠点や協力会社が増える局面が出てきます。連絡だけで足りるうちはChatwork、業務全体を一つに束ねたい段階ならLark、という順で考えると無理がありません。

明日からできる一歩

今日、自社が使っている連絡・会議・ファイル・タスクのツールを紙に書き出して本数を数えてください。3本以上あるなら、まとめる余地があるサインです。その数を持って、無料枠で5人だけ試す計画を立てましょう。

よくある質問

Q.Lark と Chatwork、無料でどこまで使えますか

どちらも無料枠があり、少人数のチャットやファイル共有は無料で始められます。Chatworkは人数や機能に制限があり、Larkは会議や業務アプリまで含めて比較的広めに使えます。最新の制限は各公式サイトで確認してください。

Q.国産ツールにこだわるならどちらがよいですか

日本語サポートや国産という安心感を重視するならChatworkが向いています。Larkは海外製ですが日本語対応しています。社員のITへの慣れと、まとめたい機能の広さで判断するとよいです。

Q.Chatwork から Lark に乗り換える意味はありますか

連絡だけで足りているなら急いで乗り換える必要はありません。会議・資料共有・業務アプリなど複数のツールを別々に契約している場合は、Larkにまとめると総額と管理の手間を減らせる可能性があります。

Q.どちらがタスク管理に強いですか

少人数で依頼をやり取りするならChatworkが直感的です。案件を一覧で管理したり工程を表で追いたい場合は、Lark Baseを使えるLarkが向いています。

ほかの記事