Larkを初めて導入する手順。アカウント作成から社員招待までを整理
熊本の中小企業向けに、Larkの導入手順を管理者アカウント作成から社員招待、最初に設定すべき項目まで順番に整理しました。つまずきやすい点も正直に書いています。
中田 純平 — ツナイデ・ムスブ
熊本市 / AI 実装スタジオ
先に結論を言います
Larkの導入は、①管理者アカウントを作る、②会社情報と部署を登録する、③社員を招待する、④最初の設定を済ませる、の4ステップで動き出します。作業自体は半日あれば終わります。難しいのは操作ではなく「誰を最初に巻き込むか」の順番です。まず総務や現場リーダー数名で試し、良ければ全社に広げる。この順番を守れば、現場が置いてけぼりになりません。
なお料金プランの具体的な金額は、この記事では公式サイトの最新情報を確認してほしいとだけ書きます。プランは変わるので、記憶や古い数字を書かないためです。無料でどこまで使えるかはLarkの無料プランはどこまで使えるか正直に整理にまとめてあります。
Larkの導入は大きく4ステップ
最初に全体像をつかんでおくと迷いません。順番と、それぞれにかかるおおよその時間は次のとおりです。
| ステップ | やること | 目安の時間 | 担当 |
|---|---|---|---|
| ① | 管理者アカウントを作る | 15分 | 情シスまたは経営者本人 |
| ② | 会社情報・部署を登録する | 30分〜1時間 | 総務 |
| ③ | 社員を招待する | 30分 | 総務 |
| ④ | 最初の設定(後述の表)を済ませる | 1〜2時間 | 情シス |
いきなり全社員に配らず、まず①〜④を数名で回すのが安全です。使い勝手を確かめてから広げます。
ステップ1:管理者アカウントを作る
最初にやるのは、代表となる管理者(アドミン=全体設定を握る人)のアカウント作成です。
- 公式サイトからメールアドレスまたは電話番号でサインアップします
- 会社名を入れると、その会社の「テナント」(自社専用の入れ物)が作られます
- この最初に登録した人が、自動的に管理者になります
ここで注意です。管理者は個人のGmailなどではなく、会社のメールアドレスで作ってください。担当者が辞めたときにアカウントごと消える事故を防げます。可能なら管理者は最低2名にしておくと安心です。
ステップ2:会社情報と部署を登録する
次に、管理画面で会社の骨組みを作ります。ここを丁寧にやると、後のチャットやカレンダーが整理されます。
- 部署を作る(例:製造、営業、総務、現場A)
- 部署ごとに管理者や上長を割り当てる
- 役職や勤務地の情報を入れておく
熊本の製造・建設現場では「本社」と「現場」で連絡が分かれがちです。部署を現場単位でも切っておくと、後で現場ごとのグループチャットや通知が作りやすくなります。TSMC関連で取引先とのやり取りが増えている会社ほど、最初に部署を整えておく価値があります。
ステップ3:社員を招待する
社員の招待は3つの方法があります。人数と相手のITの慣れで選びます。
| 招待方法 | 向いている場面 | 手間 |
|---|---|---|
| 招待リンクを配る | 少人数、すぐ試したいとき | 小 |
| メールで一括招待 | メールアドレスが揃っているとき | 中 |
| CSVで一括登録 | 数十名を一度に入れるとき | 中〜大 |
現場スタッフが多い会社では、招待リンクをLINEや朝礼で共有するのが一番速いです。相手はリンクを開いてアプリを入れるだけで参加できます。ここでスマホアプリの入れ方まで一枚の紙にまとめて配ると、問い合わせが減ります。
これまでLINEで業務連絡していた現場からの移行は、LarkとLINE WORKS比較 現場スタッフの使いやすさ・既読管理・料金の違いも参考にしてください。既読管理の考え方が整理できます。
最初に設定すべき項目
招待が終わったら、以下を先に決めておくと後で混乱しません。全部を完璧にやる必要はなく、上から順に手をつければ十分です。
| 設定項目 | なぜ必要か | 優先度 |
|---|---|---|
| 会社名・ロゴ・アイコン | 社内の見分けがつく | 高 |
| 部署とメンバーの割り当て | 通知やチャットの整理 | 高 |
| 全社アナウンス用のチャット | 連絡の一本化 | 高 |
| 権限(誰が招待・削除できるか) | 事故防止 | 高 |
| カレンダーの共有範囲 | 予定の見せすぎ防止 | 中 |
| 外部の人を招けるか | 取引先との情報漏れ防止 | 中 |
| 二段階認証(ログインを二重に守る) | セキュリティ | 中 |
| 承認フロー(稟議・経費など) | ペーパーレス化 | 後回しでよい |
承認や業務アプリは焦って作らないでください。まずチャットとカレンダーが日常で回ってから広げると定着します。承認の組み方はLarkの承認機能で稟議・経費・有給をペーパーレスにする手順と比較にあります。
導入でつまずきやすいポイント
実際の現場でよく起きるつまずきを先に挙げておきます。
- 通知が多すぎて嫌われる:最初に全社員を全チャットに入れると通知だらけになります。必要な人だけ入れます。
- 管理者が1人しかいない:その人が休むと設定が止まります。2名にしておきます。
- スマホの入れ方でつまずく:50代以上のスタッフには、画面写真つきの手順を紙で渡すと早いです。
- 一気に全機能を使おうとする:チャットとカレンダーだけで2週間回してから次へ進みます。
現場に定着させるコツ
定着のコツは「経営者が最初に使う」ことです。理由は、上が使わない道具は現場も使わないからです。
- 朝礼の連絡をLarkのチャットに置き換える
- 会議の日程調整をカレンダーでやる
- 最初の2週間は紙とLarkを並行し、少しずつ紙を減らす
人手不足のなかで新しい道具を入れるのは負担です。だからこそ、いきなり全業務を移さず、一番困っている連絡手段から1つだけ移すのが現実的です。
出典
- Lark 公式料金ページ(2026年7月22日確認)
料金・機能は確認日時点の公式サイトの情報です。今回、料金の具体的な数値は公式ページから取得できなかったため本文に記載していません。最新は公式サイトでご確認ください。
明日からできる一歩
今日中に、会社のメールアドレスで管理者アカウントを1つ作ってください。会社名を入れるだけで自社の入れ物ができます。社員招待はその次でかまいません。まず箱を用意することが、最初の一歩です。
よくある質問
Q.Larkの導入は無料でできますか
無料プランがあり、アカウント作成と社員招待までは費用をかけずに始められます。ただし人数やストレージなどに制限があるため、詳しくは公式サイトの最新情報と無料プランの解説記事で確認してください。
Q.社員を招待する一番簡単な方法は何ですか
少人数なら招待リンクを配る方法が最も速いです。リンクをLINEや朝礼で共有し、相手はアプリを入れて開くだけで参加できます。数十名を一度に入れるならCSV一括登録が向いています。
Q.最初に設定すべき項目は何ですか
会社情報、部署とメンバーの割り当て、全社アナウンス用チャット、そして誰が招待や削除をできるかの権限設定が優先です。承認フローや業務アプリは日常が回ってから後回しで問題ありません。
Q.管理者は何人にすべきですか
最低2名をおすすめします。管理者が1人だとその人が休んだり退職したりしたときに設定が止まるためです。個人のメールではなく会社のメールアドレスで作ってください。
Q.LINEで業務連絡していますが移行できますか
移行できます。まず朝礼の連絡など困っている1つだけをLarkに置き換え、既読管理や通知に慣れてから広げると定着しやすいです。既読管理の違いは比較記事にまとめています。
Q.導入作業はどれくらい時間がかかりますか
管理者アカウント作成から最初の設定まで、半日ほどで動き出せます。ただし全機能を一度に使わず、チャットとカレンダーだけで2週間回してから次へ進むのが現実的です。
この記事を書いた人
中田 純平
ツナイデ・ムスブ 代表 / 熊本市
熊本を拠点に、Lark と生成 AI を使った中小企業の業務効率化を支援。 ツールの紹介だけで終わらせず、導入から現場への定着までを対面で伴走している。 この記事の料金・機能は、公開時点の各公式サイトの情報をもとにしています。
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